2018年12月5日のNHK【あさイチ】では、食物アレルギーについての特集が放送されました。
食物アレルギーって、卵や小麦粉などその人に対してアレルゲンとなるものを摂取することによって発症するものだと思っていたら、意外な事実が・・・。
実は、手荒れが引き金となって発症するケースもあるんですって!
これ、衝撃です!
だって、冬は乾燥の時期。
水仕事をする主婦は手荒れに悩まされる時期でもあるでしょ?
ってことは、私だってある日突然食物アレルギーを発症してしまう可能性だってあるわけですよね?
気になる、気になるぅーーー!!!
では、さっそく食物アレルギーの新常識についてみていきましょう!
食物アレルギー発症の原因は手荒れ!?
食物アレルギーって、ひと口食べただけでじんましんや呼吸困難になってしまうこともあるので、とっても怖いイメージです。
現に、近所の子がいくらをひと口食べたら呼吸困難を起こし、救急車で搬送されたこともありました。
小麦粉や卵アレルギーがあるためにみんなと一緒の給食が食べられず、お弁当持参の子もいます。
だから、わが家は食物アレルギーがなくてなんでも食べられるって幸せなことだよね、って話したこともありました。
だけど・・・
大人が突然食物アレルギーを発症するケースが続出らしいんです!
その原因のひとつが「食べ物を触ること」だっていうんだから驚きです。
手荒れがあると、特にリスクが高くなるんですって。
肌の荒れた部分、炎症を起こしている部分からアレルゲンが入って食物アレルギーを引き起こすらしいんです。
世の中の主婦のみなさん、気をつけねば!
だって、冬になると洗い物をする時お湯を使うでしょ?
お湯はあったかいし、油汚れも落ちやすいし、水切れもいいし・・・。
だから多少皮脂が流れて手荒れしてしまっても、お湯を使うのはやめられない!
冬だから手荒れは当たり前、仕方ないよね~。
で済ませていたのが、今日からは済ませられなくなりました。
でも、なんで?
どうして手荒れから食物アレルギーが発症しちゃうの?
手荒れから食物アレルギーを起こすメカニズム
食物アレルギーは手荒れなどの皮膚に炎症がある部分からアレルゲンが入ることが引き金となって症状が現れる、ということが最近わかってきました。
もともと皮膚にはバリア機能があります。
肌は脂の膜に覆われていて、いろんなものに触っても弾いてくれます。
ところが、そのバリア機能が失われて肌荒れを起こすとかゆくなります。
かゆい部分をかくことによって炎症が起き、そこからアレルゲンが侵入してしまうんですね。
炎症があると、皮膚の中にある樹状細胞(じゅじょうさいぼう)という細胞が炎症のある部分に手を伸ばします。
そして、異物がないか、炎症の原因は何なのか?を探ります。
その時にたまたま食物を触って炎症部分にくっついてしまうと、それを樹状細胞がキャッチ。
別の細胞に「敵だ!」って報告することによってアレルギーを引き起こす。
という流れです。
「敵だ!」と認識する細胞は、すべてを敵にしてしまうわけではなく、その人の体質によって敵かどうかを選別していくのだそうです。
また、触れる量が多かったり頻度が高かったりするとアレルギーを引き起こす危険性が増すと考えられているそうです。
肌荒れを起こした全員が食物アレルギーになるわけではなく、体質があるので、あまり神経質にならないほうがいいかもしれませんね。
だって、食物アレルギーになっちゃうから触らない!
なんて言ってたら食事は作れないし、思い通りに家事ができずにストレスになっちゃうし。
それなら手荒れがひどくならない工夫をしたほうが賢明ってことですよね?
洗い物をする時は手袋をするとか、こまめにしっかりハンドケアをするとかね。
番組では、保湿剤の正しいぬり方も紹介してくれました。
保湿剤の正しいぬり方
まずは保湿剤の量から。
両手全体にぬるために必要な量は、クリームタイプの場合人差し指の第一関節分です。
けっこう多いですよね。
にゅるにゅるします。
でも両手全体をしっかり保湿するにはこれくらい必要。
では、しっかりぬっていきますよ~。
【保湿剤のぬり方】
- 手の甲にのせ、全体に広げる。
- 指を1本1本手のひらで包み込むようにぬる。
- 側面部分も忘れずにぬる。
- 指と指の間もしっかりとぬる。
- 手首を1周くるりとぬる。
季節や体質(乾燥肌か脂肌か)に合わせて、保湿剤の量は調節しましょうね。
バリア機能を保つために、1日2~3回を目安に。
特にお風呂あがりや寝る前がおすすめ。
乾燥肌の人はさらにこまめにぬるといいですね。
まとめ
いや~、食物アレルギーに対する認識が覆されました。
まさか、食物アレルギーの原因のひとつに手荒れがあるなんて!
私は間違いなく乾燥肌。
冬はもれなくお湯を使って家事をするので、手荒れは気になってはいたのですが・・・。
ある日突然大好きな食べものが食べられなくなるなんて悲しすぎるので、今日からもっとこまめにハンドケアしていきたいと思います!
主婦のみなさんにも参考にしていただけるとうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。