「ボーっと生きてんじゃねえよ!」
と、顔を真っ赤にして目から黄色い炎を出し、頭から白い湯気を噴き出すおかっぱ頭の女の子を初めてNHKで見た時は衝撃でした。
えっ? NHKだよね?
NHKの番組でこんな暴言吐いていいの?
と思わず目を疑ってしまうほどの衝撃!
その衝撃的な女の子の名前は「チコちゃん」。
「チコちゃんに叱られる!」というクイズ形式のバラエティ番組でMCを務める女の子で、表情がクルクル変わっておもしろい!
このチコちゃんが、今かなり人気があるんですね~(^_^)
そして「今年の紅白歌合戦に出場内定!」というニュースも飛び出しました。
ということで、あの憎らしくも愛くるしい表情はどうやって作られているの?
生放送の紅白歌合戦にどうやって登場するの?
など、チコちゃんについて調べてみましたよ!
「チコちゃんに叱られる!」が人気の理由
チコちゃんが紅白内定したのか?#チコちゃんに叱られる
岡村さんは大晦日忙しくなるのかなあw pic.twitter.com/CGFabIlDu6— るるーしゅ(^ω^) (@otaku_zamurai_z) 2018年10月13日
まずは簡単にチコちゃんについて。
NHKで毎週金曜19:57~45分間放送されているクイズバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」に登場するキャラクターです。
2017年から単発で3回放送されたのですが、かなり好評だったことから、2018年4月からレギュラー放送が開始されました。
「好奇心旺盛でなんでも知っている5歳」という設定のチコちゃんは着ぐるみ。
だけど、クルクル変化する顔の表情はどう見てもCGなんですよねぇ~。
顔の表情についてはのちほど触れるとして、そのクルクル変化する表情といい、軽快な動きといい、上から目線で話すところといい、視聴者を惹きつける独特なキャラにすっかり釘づけ!
ツイッターでは「チコちゃんかわいい♡」という声続出なのです!
では、なぜそんなにチコちゃんは人気があるのか??
まず最初に考えられるのは、上から目線で生意気な口をきくところ。
「ねぇねぇ岡村~、○○って知ってる~?」
と、一緒にMCを務める岡村隆史さんを呼び捨てにします。
そして岡村さんに限らずゲストの方に対してもコメントが非常に辛口!
質問に答えられないと容赦なく「ボーっと生きてんじゃねえよ!」とお決まりの文句(笑)
この暴言も小さな女の子が言ってると思うと不思議と腹が立たないものなんですね(*^^*)
そして日常の知ってるつもりでいることを質問されて、なかなか答えられないゲストの焦りも視聴者にとっておもしろさのポイントになっていると思うのです。
また、この番組はNHKらしからぬ軽いノリであることも人気の理由ではないかと感じます。
チコちゃんを初めて見た時、衝撃を受けませんでしたか?
「ボーっと生きてんじゃねえよ!」に限らず、
ゲストが思いがけず正解を答えると
「つまんねぇヤツだな。」
とか、
あいまいな回答をすると
「やりにくいなー。」
とか。
5歳の女の子がこんな発言をするなんて、これ本当にNHKの番組なの?
と、私は目を疑ってしまいました。
まさに民放のノリですよ!
たとえば、ゲストで大竹まことさんが出演された時には「シティボーイズ」なんて呼んでましたね。
石原良純さんの時は「都知事の息子」、滝藤賢一さんは「ひじきヘア」など、自由を通り越して言いたい放題(笑)
NHKにもクイズ番組はありますが、「チコちゃんに叱られる!」のように、バラエティ的要素の強いここまで砕けた番組は初めてではないでしょうか。
視聴者のNHKに対するイメージを、NHKが「いい意味」で裏切ったところも人気の理由かな~、と思うのです。
そして何よりテーマがおもしろい!
日常にあふれる当たり前を改めて考えると答えがよくわからない、という問題ばかりを集めていますよね。
「カツオのたたきはどうしてたたきっていうの?」
とか
「カメはなぜ長生きなの?」
とか、普段疑問に思わないけど、考えてみたらわからないようなことを見事に解決してくれるところが、この番組のおもしろいところですよね!
チコちゃんの顔の表情はどうやって作られている?
私、チコちゃんを初めて見た時の衝撃を忘れません!
着ぐるみなのに、顔の表情が変幻自在・・・ってことは、CG?
だけど体は着ぐるみよね?
なんで? どうして? なぜなのーーーっ??
結論から言うと、体は着ぐるみ、顔はCGで間違いないです。
では、どうやって収録しているかというと・・・めちゃめちゃ手が込んでました(^^;)
番組収録時のチコちゃんは、顔出しNGの着ぐるみです。
普通に声に合わせて(声の主はキム兄こと木村祐一さん)、ゲストに絡みながらスタジオ内を動き回ります。
6台のカメラで収録し、45分番組に編集した後にチコちゃんの頭部をCGに置き換えます。
CGは3班体制で制作。
1班の人数は約7人で、1回あたりの制作期間は3週間ほど。
カット数は平均200カット、尺は平均18分なのだそうです。
ぐへーー!
チコちゃんは制作スタッフさんのハンパない苦労から生み出されたキャラだったのねー!
そうよね、あの目・眉毛・口の細かい動きはCGだからこそ表現できるというもの。
制作スタッフさん、全身CGにしてしまえばもっと簡単だったであろうに、あくまでも着ぐるみらしさを残すことにこだわってうまく合体させているところがすごい!
苦労してできあがったチコちゃんは、きっと制作スタッフさんたちにとってわが子のようにかわいいはずだわ(*´▽`*)
チコちゃん紅白出場内定!生放送はどうやって乗り切る?
日に日に秋も深まり、年末の紅白歌合戦の話題も耳にするようになりました。
そこで飛び込んできたのが「チコちゃん紅白出場内定!」のニュースです。
そりゃね、チコちゃんはNHKの人気キャラですから、紅白に出場したら視聴率アップも予想されますよ。
だけど顔はCG、いったいどうやって出るの?
CGのほうがいいな。着ぐるみだと魅力半減。
生のステージ上であのCGをどうするのか?
ステージには立たない方向での登場か?
ただの着ぐるみ状態でお茶を濁すのだけは勘弁してほしい。
表情固定の着ぐるみスタイルだと魅力が相当失われてしまいます。
など、チコちゃん登場に期待する声の裏にはCGに対する不安の声も多々あるようです。
実はNHKにはリアルタイムにも対応する技術はあるのだそうです。
現にチコちゃんの制作スタッフさんは
「ぜひ、チコちゃんを生放送に出演させたいです。」
と語っています。
ただ、スタジオや専用の機材などを考えると・・・別の場所からの中継?
仮にNHKホールに登場したとして、観客席からはどのように見えるの?
などなど、ナゾだらけです。
それでも!
もしかしたら大物歌手に対するチコちゃんのナマ「ボーっと生きてんじゃねえよ!」が聞けるかもしれない!
と、期待は膨らみますね(*^^*)
まだ詳細はわかりませんが(当日まで秘密かも)、チコちゃんのおかげで年末の楽しみがひとつ増えました♪
まとめ
NHKのクイズバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」についてまとめてみました。
最新のCG技術から誕生したチコちゃん。
これからも毒舌まじりで日常の疑問をどんどん解決してくれるのが、とっても楽しみです。
そして、期待の紅白出場!
どうなるんだろう・・・。
こちらも見逃せませんね!
最後までお読みいただきありがとうございました。